土地選びで押さえておきたいポイントは何?
2020年06月05日
マイホームを建てる土地選びは、その後の生活を左右する重要な要件です。どの土地を選んだら良いか、選び方で悩むことも少なくありません。住みやすさの条件は複数あります。そのため、さまざまな視点から考え、慎重に選ぶことが失敗しない土地選びの大きなポイントになるでしょう。生活圏内にスーパーや医療施設など、必要なサービスや施設があるかどうかチェックすることは不可欠です。大人は通勤しやすいかどうかも重要になってきますし、子供がいる場合は通学しやすい場所にあるかどうかも、忘れずに確認しておきましょう。
利便性に加えて、交通量も大切なチェックポイントになります。交通量が多い土地を選んでしまうと、騒音や公害に悩まされるリスクが高まります。小さな子供がいる場合は、安心して外で遊ばせることができないと、不安を抱えるかもしれません。
地域によっては治安が悪化しており、住みにくいエリアがあります。その土地に馴染みがなければ治安が悪いかどうか把握しにくいかもしれませんが、犯罪情報マップなどで確認することで、ある程度把握できます。家を建てたい土地に何度か訪れ、雰囲気を掴むというのも有益です。駅近は交通に便利な反面、交通量が多かったり、治安があまりよくなかったりする場合も多いので、必ず調べるようにしましょう。
利便性や治安など、外的な要因を調べたら、土地そのものについても確認します。耐震性を意識した家はたくさんありますが、地盤の状況があまりよくなければ、その効果も半減してしまいます。地盤は、家を支える大事な部分ですので、住宅を建築する前の事前調査は不可欠です。地盤サポートマップを利用すると、地質や液状化などについてチェックできます。
近隣との境界線が不透明な場合、後にトラブルに発展しやすくなります。購入を検討している土地は、境界線がはっきりと表示されているかどうか確認しましょう。もし不透明である場合は、専門家に測量してもらい、境界線をはっきりとさせておくことが望まれます。
土地の近くに川が流れていたり、低地だったりすると、浸水の被害に遭うリスクが高まります。過去に浸水や土壌汚染が発生していないかどうかは、最寄りの市町村役場で確認できます。
土地の現状や周囲の環境について調べたら、総合的な視点で判断します。すべての条件を満たすのが難しいという場合は、優先順位を決めて、検討すると良いでしょう。自分の力で選ぶのに限界を感じたら、専門家に依頼する方法もあります。